おっさんレンタルが流行っています。
1時間1000円「おっさんレンタル」その正体とは?
今、密かに巷を賑わせている「おっさんレンタル」。1時間1000円で“おっさん”をレンタルすることができるという。海外でも注目されており、なんとあの『The Japan Times』にも取り上げられたというから凄い。
日テレのテレビドラマ「ゆとりですが、なにか」で知った人も多いかもしれませんね。
吉田鋼太郎が演じている麻生厳役がおっさんレンタルで働いていました。
そんな物語の中で、吉田ふんする麻生は、まりぶの母親との離婚後に若い女性と再婚し、趣味で“レンタルおじさん”をしている。
吉田:“レンタルおじさん”って、知らなかったですね。宮藤さんの創作だろうと思ってたんです(笑)。でも、実際にあるんですって。世の中にそこまで浸透しているサービスでもなさそうだったから、そういう意味では自由にやっていいのかな、って。“レンタルおじさん”をこうやらないといけない、というのはないですから(笑)。
こちらがそのモデルとなったサービスです。
毎日引きも切らないレンタル依頼、その顧客のほとんどが女性で、年齢的にも30代から50代と幅広いそうですから、出会い系サイトにいる女性とぴったりかぶりますね。
レンタルおじさんと出会い系サイトは似ている
そもそもお金でおじさんをレンタルすることがビジネスとして成り立つのは、おじさんと会うことで女性の困りごとが解消するからです。
しかも、決められた時間が来たら、関係を後腐れなくさっぱり切れる。このあたりが、女性側の要望にきっちり応えているシステムなんですね。
これだけを見ても、レンタルおじさんと出会い系サイトには、かなりの類似点があるとお思いになるのではないでしょうか。
さっぱりと切りやすい関係を構築してみたい、あるいは必要なときだけの関係があったらどれだけいいだろうと考えるのは、まさに出会い系にいる不倫願望、浮気願望を持った人妻の心理そのものともいえます。
それだけに、おっさんレンタルを利用する人妻たちの依頼内容、需要を知ることは、出会い系で不倫パートナーを作るときにも少なからず役に立ちます。
とりわけ職業として女性に奉仕するレンタルおじさんに採用される基準を、出会い系サイトでの行動にとりいれれば、それだけ成功する確率も高まるといえるのではないでしょうか。
まずは出会い系を使い出す前に、レンタルおじさんに自分が採用されるかどうかをチェックしてみましょう。採用になるレベルの方なら、出会い系でも簡単に不倫パートナーが見つかります。
不採用になりそうな方は、その理由を考え、良くない点を改めることで、不倫パートナーが作りやすくなるはずです。
レンタルされるおじさんの条件
依頼主の女性のもとにレンタルされるためには、まずはレンタルおじさんとして、採用されなくてはなりません。
採用試験は面接になります。
面接があるあたり、誰でも簡単に登録が出来る出会い系サイトとは異なりますが、面接を通りさえすれば、確実にレンタルされて顧客の女性とご対面できるわけですから、面接の合否がそのまま出会いの成否を分けているともいえます。
それでは、面接官はおじさんのどういうところを見るかといいますとまず、顔は関係ないそうです。
何より重視するのは、
- 汚くないこと
- スケベじゃないこと
- 説教をしないこと
だそうです。この3つの条件をクリアしさえすれば、レンタルおじさんになれる確率は高まります。
そして、この3つの条件は、出会い系を利用する上でも、不倫パートナー探しの成否を分けているといって過言ではありません。
順を追ってご説明します。
汚くないこと
おっさんレンタルは基本的に客商売ですから、見込み客に汚い印象を与えるのは論外ですが、ただそうは言ってもおじさんのことですから、清潔さに完璧を求めることはないそうです。
とにかく見た目が汚い印象の人でさえなければ、多少野暮ったい感じのおじさんでも、レンタルされるうちに垢抜けて来るものなので、それは構わないということです。
これなんかは、女性と知り合えたことでそれまでの冴えない感じから一転、持てるタイプの男性に進化してしまう人も珍しくない、出会い系サイトと通じる部分がありそうですね。
スケベじゃないこと
おっさんレンタルの場合、表向き性的なサービスをするわけではないので、あまりにスケベな人、下心丸出しの人だと業務上困ることもあるようです。
顧客のほとんどが女性であることから、どうしてもエッチ目的のスケベなおじさんの応募も多いようですが、あからさまにスケベな人は雇わないようにしているんだそうです。
この部分は双方がエッチを目的とした出会い系とは本質的に異なる点ですが、ただ、最初期においては出会い系もスケベではない方が上手くいくことは同じですから、その点は参考にはなりますね。
ちなみにレンタルおじさんの場合、たとえ採用したとしても毎月加盟金を徴収し続けることで、スケベな下心ある人をはじくシステムになっているそうです。
加盟金の月額は1万円です。お金を取ることが目的ではないわけですが、それでも1万にしてあるのは、3,000円程度では抑止力にならないからだそうです。
出会い系サイトでも、無料サイトでは全くといっていいほど出会えませんが、大手出会い系を利用しても、3,000円程度のポイントではなかなか出会えず、6,000円くらい投入すると、2,3人と出会えるようになってくるのと、似ていなくもないでしょうか。
お金に対する感覚は人にもよりますが、何をするにしても最低でも1万円くらい払わせないと、人間本気にならないということかもしれませんね。
説教をしない
おじさんをレンタルしようとする女性に一番多い需要は、悩み事を聞いて欲しいという依頼だそうです。
中でも恋愛に関する悩み事が多いようです。
まともには、そういう込み入った問題は、親しい人に相談するのが普通ですが、不倫や浮気となると逆に、見ず知らずの人間、それでいて依頼者にすればお金を払うことなので、親身に相談に乗ってくれる、レンタルおじさんは格好だということになるようです。
相談の内容によっては、自分にとって遠い存在の方がかえって好都合な場合がある、ということですね。これなんかも、顔を見たことのない相手に性癖を含めて打ち明けることの多い、出会い系と通じる部分です。
いずれにしましてもこうした問題に、レンタルおじさんが豊富な人生経験を生かして、女性の話を聞いてアドバイスしてあげるあたりがこのサービスの肝になるわけですが、その際に「でもね」といって相手の話を否定すること、つまり説教するタイプのおじさんは、絶対に採用しないそうです。
ここはきわめて重要なポイントです。出会い系でしてはいけないこととして全く同じことがいえるからです。
女性からすれば、話を聞いてもらえて素直に嬉しかったのに、「でもね」「だけど」と切り返された上にレンタルおじさんに持論を展開されたら、せっかく気持ちがほころんできたのに、その瞬間すべてが台無しというものです。
持論を展開するのは、自分に自信があることですから、それ自体は悪いことではありませんが、相手が何を望んでいるかを考えずに、それをしてしまうのは勘違いから来るものです。
つまり、ちょっとの勘違いならばともかく、完全に自分を勘違いしているおじさんは、レンタルでも出会い系でも上手く行かないということですね。
お金を払っておじさんをレンタルする現実
こうして見てきますと、出会い系サイトの利用法をするときに、おっさんレンタルを参考にするのはオススメできますね。
本来なら、出会い系サイトで見つけられそうな相手ですが、それをレンタルおじさんに依存するのは、お金を払えば確実に親身に話を聞いてもらえながら、それでいて取り決めた時間が来れば、そこであっさり別れられる利便性が受けているからです。
逆に言えば、出会い系サイトはそうじゃないと考える女性が増えてきたから、おっさんレンタルが繁盛しているとも言えるわけです。
おそらく、レンタルおじさんを依頼する女性のなかには、出会い系サイトを利用している人もいるでしょう。実際、出会い系で会う体験も済ませて来ている女性が多いように思います。
同じことを出会い系でしても、女性は出会い系利用が基本的に無料ですし、知り合った相手にもよりますが、初回のデート代は男性に負担してもらえることが多いのではないでしょうか。
それでありながらわざわざ、1時間1,000円の料金と交通費、飲食代を女性が払って、おじさんをレンタルしている現実があります。不倫や浮気の相談に乗ってもらったり、食事を共にしたり、飲みにいったりする現実があります。
おっさんレンタルの活況を出会い系にフィードバックする
こうしたおっさんレンタルの活況は、裏を返せば出会い系の不純物を洗い出す作業にも使えます。
出会い系は誰でも登録できるだけに、先に挙げた「してはいけない3つの条件」をクリアしていない人も混ざっている可能性もあります。むしろ、ひとつくらいなら満たしていない人の方が、多いのかもしれません。
だから女性たちは安心確実なおっさんレンタルにお金を払って、ひと時の癒しを求めて、時にはデート気分を味わっているわけですね。
こうした現状を出会い系にフィードバックすれば、不倫パートナーを見つけやすくなるに違いありません。
今までのおさらい
それでは、今まであらかた見てきた、おっさんレンタルが女性たちに受けている部分を、出会い系に応用してみましょう。
まずは、外見が汚らしくないこと。清潔にしていることですが、これは人間として社会で生きている以上、基本中の基本です。おっさんレンタルや出会い系に関係なく当たり前ですね。
ついで、スケベではないこと。これは、女性が安心してメールに入って来やすいようにするための、これまた当たり前のマナーでしかありませんから、必ず守るようにします。
そして、説教くさくないこと。案外難しいのはここです。自分に自信のある人ほど、抑えられずについ持説にこだわり、女性から嫌われてしまいがちなのです。
最後に、おっさんレンタルのシステムが持つ安心感の根幹の部分。すなわち、いつでも会えて、それでいて時間が来たら、確実に切れること。ここです。
付き合いが持続し出した後も、これだけはきっちり守る男だと思わせることが、不倫パートナー探しでは何より重要になります。
逆に言えば、出会い系にはそう思わせる人が少ないがゆえに、会う時間をお金で買うおっさんレンタルなる無味乾燥な味気ないサービスが、救世主のように活況を呈してしまうのだともいえます。
不倫パートナー、浮気相手を探している人は、ここを押さえて出会い系にとりくめば、成果を出しやすくなります。
繰り返します。出会い系で不倫パートナーを探すには、会いやすいだけでなく、切れやすい男だと思わせること。ここを押さえれば、不倫パートナーを探している女性が、おっさんレンタルに走ることはなくなります。